「電動自転車のバッテリーが点滅してる!!!」
梅雨の時期や台風が過ぎたあとなどは特にこういった声を聞くことが多くなります。
前回の記事に引き続きバッテリーの故障トラブル(点滅)について解説していきます‼
前回はブリヂストン製のバッテリーについて解説しました↓
今回は「YAMAHA -ヤマハ-」製のバッテリーについてです。
(一部ブリヂストンの電動自転車(アシスタシリーズなど)にも採用されています)
ヤマハ製バッテリーについても結論からいいます。
故障・異常(点滅)の場合は交換するしかありません‼
この記事を読むとわかること
バッテリー(ヤマハ製)異常(点滅)について
今回は以下の2008年頃〜2021年現在までのモデルのバッテリーについて解説します。
YAMAHA×ブリヂストンの共同発売(OEM)の製品もありますので、一部ブリヂストンでも採用されていますので、ご参考までに!
バッテリーが異常を検知した場合、単純に故障している場合は残量ランプが点滅します!
点滅の仕方・点灯箇所によって故障内容や対応方法が変わるので、解説していきます。
残量ランプの1・4番目が同時に点滅する
充電器に接続したとき、またはバッテリーの残量ボタンをおしたときに同時に1・4番ランプが同時に点滅する場合です。
使用にともなう劣化やバッテリーの故障のケースをさします。
対応できる修理はないので、バッテリーを交換するしかありません。
残量ランプの1・3番目と2・4番目が交互に点滅する
充電器に接続したとき、またはバッテリーの残量ボタンをおしたときに同時に1・3番目のランプと2・4番目のランプが交互に点滅する場合です。
使用にともなう劣化の感知のほかに、接触不良や充電器の故障が考えられます。
以下の手順で確認してください。
上記の手順を行っても点滅が解消されない場合、バッテリーを交換するしかありません。
残量ランプの1番目から4番目へながれるように点滅する
充電器に接続したとき、またはバッテリーの残量ボタンをおしたときに残量ランプの1番目から4番目へながれるように点滅する場合です。
バッテリーの使用限界を感知して、保護機能(機能を一時的に制限している状態)が働いている状態を示しています。
これは2008年頃〜2012年頃までの古い型の場合に起こります。
以下の手順で解消されます。
残量ランプが表示しない、または1番目のランプのみ点滅する
充電器に接続したとき、またはバッテリーの残量ボタンをおしたときに残量ランプが表示しない、または1番目のランプのみ点滅する場合です。
バッテリーの通電異常をさしています。
以下の手順で確認してください。
上記の手順を行っても点滅が解消されない場合、バッテリーを交換するしかありません。
残量ランプが全部早く点滅する
充電器に接続したとき、またはバッテリーの残量ボタンをおしたときに残量ランプが全部早く点滅(0.2秒間隔くらい)する場合です。
バッテリーを長期間使用していることをさしてます。
異常ではありませんので、しばらくすると元に戻ります。
ですが、使用期間が長いので劣化がすすんでいますので買い替えの目安となっています。
残量ランプが全部遅く点滅する
充電器に接続したときに残量ランプが全部遅く点滅(0.5秒間隔くらい)する場合です。
バッテリーの内部の温度異常を感知して充電を待機している状態をさしています。
特に異常ではありませんので、室温15℃〜25℃くらいの室内で2時間くらい保管した後に再度充電してください。
残量ランプの2・3番目が同時に点滅する
バッテリーの残量ボタンをおしたときにに同時に2・3番ランプが同時に点滅する場合です。
バッテリーの通信機能の一部が誤作動していることをさします。
特に異常ではありません。
これは2008年頃〜2012年頃までの古い型の場合に起こります。
以下の手順で解消されます。
バッテリーの異常(点滅)・故障を予防するには
バッテリーは電装品の為、水に弱いです!
自転車はみなさん基本的に外に保管していると思います。
マンションなどの駐輪場で屋根の下で保管することができる環境ならいいのですが、直接雨に濡れてしまうのが一番ダメな保管方法となります。
外で屋根のない場所で保管する場合には「サイクルカバー」は必需品です!
これだけでバッテリーの故障リスクをかなり下げることができます。
万が一バッテリーが壊れて買い替えるということになると3万円〜4万円は費用としてかかりますので、未然に防止するならばサイクルカバーをかけて保管しましょう。
※台風の予報が事前に出ていたり、梅雨などの雨が多い時期に関してはバッテリーは家の中での保管が望ましいです。
故障してしまったら
バッテリーの寿命は使用頻度にもよりますが、平均して6〜7年ほどです。
ちなみに「充電回数」ではなく、「充電量」によって劣化スピードが変わります!
記事内で異常(点滅)の内容によって処置方法を紹介してきましたが、それでもなおらない場合にはバッテリーを買い換えるほかありません…。
ヤマハの場合、購入から3年間以内のバッテリーはメーカー保証となり、無償で交換できます‼
(ブリヂストンの場合は2年間です。)
バッテリーはどの販売店でも定価で取り扱っており、3万円台〜4万円台(税込み)になります。
ちなみにネットでもそれほど安くはありません。
まとめ
yammy
コメント
すごくわかりやすい説明で大変助かりました。
疑問も解消しスッキリしました。
他のサイトではわからなかったことなので、本当に助かりました。
感動のあまりコメント致しました。
ありがとうございました。